MUJI ブリキのロボット

ここ関心空間の誰かの日記(朝、連続して拝見するので失礼ながらどなただったか失念、日記は記録に残らないし、、、わたしだという人はぜひ申し出てください。一言お礼を言いたい。 ←それがお礼を言う態度か/笑)で無印良品のブリキロボットとボートのことを知り、頭の隅に残っていたので、ふと思い出し行ってみた。

Xmasセール用にディスプレイする前だったが現物はあり、早速見せてくれた。

小振りだけれどなかなか良くできていて、ねじを巻くと歩くし、ボートは昔懐かし船内に低い小さなローソクを立てるとポンポンと蒸気を発生して動く奴だ。が、ブリキというにはやや厚く、ずっしり重い。箱をみると「錫合金製」と書いてある。

これは確かに本物の「ティントイ」だが、鉄の薄板に錫メッキをした「ブリキ製」ではない。アフリカ製にはいまでも時々見られるが、ブリキのおもちゃは缶詰の空き缶を再利用したモノも多く、ウラを覗くと元々の缶のプリントが見えたりする。

メイドイン・オキュパイド・ジャパンのブリキの玩具を輸出していたころから半世紀以上がたち、中国製らしい「錫合金製」の立派な奴を輸入する国になったわけだ。

そしてもしかするとこれはプレスではなく、より精密な錫合金のダイキャスト製かもしれないと思った。

売り場のお嬢さんたちは20歳~25歳前後の人たちだったが、誰もブリキやトタンも、もちろん「占領」も知らないようだった(因みにブリキは錫メッキ、トタンは亜鉛メッキです)。

で、立派な『MUJI Xmas』というカタログを戴いて帰ってきた。

小さな版で適度な厚さがあり、銀色の表紙のそれを見ているうちに印刷された紙フェチのぼくとしてはなんだか、ロボットやボートそのものよりカタログの方が好ましいような気分になってしまった/笑。