天衣は無縫、 雲衣は不裁。

天衣無縫

普通は「てんいむほう」と読むことが多いこの言葉は

正確には「てんえむほう」と読みます。

あるいはより優雅には“連声”して「てんねむほう」と読みます。

だから雲衣不裁は

「うんいふさい」でも悪くはないが

おそらく「うんえふさい」と読まれたがっているでしょう/笑。

ところで、「雲衣。」は「うんえ」と読める人はいないでしょうから「うんい」で良いのですが 。が付いているのは一種の動名詞化した形で「雲を衣る」つまり「雲を着る」、、、「雲を纏う」と云うほどの意味です。

 雲衣不裁 切らずして着る ここまで遊ぶと日本語は面白いかもしれない/笑。

そして不裁とは 他者を裁かずと云う悲願を込めた含意があるのは勿論です、、、、

五月の薄曇りの日曜 ふとこんな想いが去来しました。