Odilon Redon/彩られし虚無の漆黒

この巨匠を“仏蘭西象徴主義”を代表する画家

そういった処で

何も語った事には ならないでしょう。

         むしろ

 「古代的感情」を持ち乍ら

  「中世的霊性」と共に生きた「先駆的知性」

  と呼ぶべきでしょう。

  何と深い悲しみと敬虔な感覚・・・・・

  漆黒の素描/版画の時代も 色彩に護られた祈りの時代も

  

     変わらぬ虚無への

             

        ・

 

       親密な祷り

      それこそが神秘。    

      ・

 

  『神秘な舟』『若き日の仏陀』etc.etc…

  紹介したい圖版は種々あるが

 『嗤う蜘蛛』があまりにも有名だから……