旅装・軍装・etc.

1953年 54歳のアーネスト・ヘミングウェイは妻メアリと共にナイロビ南方の南部猟獸保護地区にてサファリの許可を得た。

冷えたビールを飲みシムノンをフランス語で読みながらライオンを狙う。合間には愛人を作り三角関係に苦しみながら 執筆もした。(その時の写真がリンクされている。) 2003307

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道という文字の旁になぜ首があるか。白川静氏は古代中国で未開の地に進む際そこで最初に出会った蛮族の首を刎ね、先頭に掲げることの霊力によって魑魅魍魎から旅程あるいは進軍を守ったからだと説明している。

それを後に簡略にしたのが軍旗であるとも。

旅の衣装ではなく、

旅の装備が好きだ。

軽くて壊れにくく扱いやすい物。

それは軍用規格、ミルスペックにも近い世界だ。

しかし無骨はあまり好まない。

たとえばFAUCHONの旅行用缶入りティーバッグ。

MSR社のストーブ。

GREGORY社の各種バッグやパック。

Barbour社のコートやバッグ、帽子。

OutdoorResearch社の袋物。

NALGENE社のプラスチック類。

フリースやらゴアテックスなら

少し昔のMOONSTONE社が良い。

etc.etc...

あるいはスイスSIGG社のボトルやクックウェア。

この会社はスイス陸軍にも納入しアルミ加工では最高水準の技術を誇っている。電力豊富なスイスならではの企業かもしれない。

ヘミングウェイがサファリ中に使っている折り畳み式の旅行用机 1953年 この時の経験と日誌が生誕百年に出版された『ケニア』になった。↓