Diego Giacometti
パラパラと眺めている内に何だか欲しくなって買ったのがParisのHERMANNから86年にでたディエゴ・ジャコメッティの作品集だ。
兄アルベルトの絵画にも彫刻にも様々に描かれ作られているディエゴが 独特なブロンズ製の家具を作る作家であるとは その時まで知らなかった。
動物好きらしく 色んな生き物をモチーフにしたテーブルや椅子、置物を沢山作っている。
兄の作品より遙かというか何というか 愛らしい。
お爺さんになってからの写真が沢山あって 猫をからかったり 猫のデッサンがあったり 見ていて本当に愉しい。
何の気なしに買った本だけど 時間とともにあの時 気まぐれを起こして手に入れた事を感謝したくなる。
兄の作品は立派だけど 弟の幸せな感じは 何とも捨てがたい。大事な物が伝わってくるような気がする。
天国には アルベルトの彫刻より ディエゴの机の方が 少しだけ近いかも知れない・・・・
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仕事も生き方も国も時代も少しずつ違うけど ああこんなイカシタ爺さんになってやろうじゃないか!(笑。
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BGMは50年代のジャンゴ・ラインハルトとステファン・グラッペリ。MoMAのCD“Jackson Pollock Jazz”