百式新司偵(百式司令部偵察機)

男の子なら誰でも一時期は航空機とりわけ軍用機や艦船、戦車、銃器にはまる。

ところが日本陸海軍には、美しいと思われる航空機が殆どない。工業力はあっても工業デザインと言う概念自体がないに等しかった。

零戦にある種のカリスマを感じても機体が美しいとは思えなかった。

何とか気むつかしい子どものお眼鏡に適ったのが、 

百式司令部偵察機だった。

もはや薄れ掛かった僕の記憶では「百式新司偵」だが………。