2005-06-24から1日間の記事一覧

●Colin Chapman 1928-1982

想えば遠くへ来たものだ。 63年にF1のグランプリを勝ち獲ったティーム・ロータスに夢中になってから もう40年の歳月が流れた。 ・ 宙に 視えないステアリングを握り 口で コヴェントリー・クライマックスのエグゾースト・ノートを呻り 狭い スパルタンな幻の…

Eric Hoffer『波止場日記』から『自伝』『魂の錬金術』まで

ホッファーの言葉から 《アメリカ人の浅薄さは、彼らがすぐハッスルする結果である。ものごとを考えぬくには暇がいる。成熟するには暇が必要だ。 急いでいる者は考えることも、成長することも、堕落することもできない。彼らは永久に幼稚な状態にとどまる。…

伊丹一三の「ヨーロッパ退屈日記」

伊丹の本名である池内の姓と万作の名を持つ俳優を「関心空間」のKeywordで見掛け 調べたら やはり伊丹十三と宮本信子の長男だった。 検索した際に 伊丹万作の「顔の美について」というエッセイを発見した。http://www.aozora.gr.jp/cards/000231/...面白いか…

南洋備長/歩く学問/鶴見良行

「マングローブの木を堅炭として焼く、すると南洋備長炭。」 この一語にも世界がリンケージして いることが顕れている。 私たちの暮らしの根幹は 何処にあるのか。 この夏、完結近い『鶴見良行著作集』を 継続的に読んでいた。 中でも 遅れ馳せに読んだ『コ…