温泉水特急とアインシュタイン

冠雪した庭の樹に

   ひよどりが来て 

     なにかつついてる

    雪があっても彌生三月

      もう春だ

 

     引越は無事おわり

       丸一日の空白だけで

         高速化した無線LANも開通した

              嬉しいほど

            本気ではやい

        

           安心安堵して

        コズミックサーフィン(温泉沐浴)

             を兼ねて

          ミネラルウォーター運搬

         週に三回ほど運ぶ温泉水

          珈琲とあらゆるお茶・炊事炊飯・氷まで

           口にするすべての

            水をまかなってきた

         旧陋屋は

        温泉からママチャリ五分

         (それが最大の魅力だった)

      新苫屋からは

     往路の登りで十五から十七分

      温泉水10リットルタンクをカゴに積んで

       ダウンヒル特急で無事帰宅まで12分

       (三箇所の信号機がオール緑だと10分!)

 

        万事快調 。。

           

          室内には段ボールがまだ山積み

              でも

           ぼつぼつ

              平穏な日々

                取り戻しつつある   

   

           最晩年へ向けて

            ここでの暮しに

              いつも胸の裡に掲げたい

                「ことば」がある 

 

                Stilles  bescheiden  Leben

            そう記されたアインシュタインのメモだ

               直訳すれば

                                                『 静かで謙虚な暮し』

                  だろうか

                    

  

         《     閑かで控えめな暮しは、

         絶え間ない不安に晒された成功の追求よりも

             多くの悦びをもたらす       》

    

                 Albert Einstein

                                                                   November 1922 Tokyo

 

「終焉」を待ちながら 。。  グローバルな悲喜劇として

ここ数ヶ月

    晦冥・奸凶に唾を吐きかけるような

 「過激な本」に打ち込んでいる

ウェンディ・ブラウン

『いかにして民主主義は失われていくのか:新自由主義の見えざる攻撃』

    あたりからだろうか

フランコ・ベラルディ

『大量殺人のダークヒーロー:なぜ若者は銃乱射や自爆テロに走るのか』

ジェームズ・C.スコット

『実践 日々のアナキズム:世界に抗う土着の秩序の作り方』

ノーム・チョムスキー

 『アメリカンドリームの終わり』

デヴィッド・ハーヴェイ

『資本主義の終焉:資本の17の矛盾とグローバル経済の未来』

ヴォルフガング・シュトレーク

『資本主義はどう終わるのか』

  あるいは

アレクセイ・ユルチャク

 『最後のソ連世代:ブレジネフからペレストロイカまで』

 も 「過激」シリーズに含めていいかもしれない

    

      確かに

    チョムスキーやハーヴェイ

           現在

        信頼せざるを得ない高度な人々が

           もはや

        「明るいことば」を述べられない

            つまり

          残念ながら

     イヴァン・イリイチ 

      カート・ヴォネガット

        ミヒャエル・エンデ など

          賢者を超えた存在 

            と同じ地平に辿り着いている

            明晰な聖人たちが予言した「虚無世界」。。

             の完璧なまでの顕現

               ふと

             鶴見俊輔が2007年に予言した

             《 断じて日本は終わる。  

                自分の中の目利きによると 未来はない。》

                 懐かしく想う 。。。                                       

      世界および人類は

         (意図的に無視する愚鈍な悪党以外)

               すでに

          最後の曲がり角を超え

              世界は

           バニシングポイントに近づいている

          

         外的環境の汚染と呼応してすすむ   

            精神の荒廃

          これはもうどうしようもない段階

 

     『資本主義の終焉』から

      デヴィッド・ハーヴェイの言葉を引いておこう

 

《 資本はおそらく永遠に機能しつづけることが可能である。ただし、

 その過程で、斬新的な土壌の悪化や大衆の貧困化が誘発され、社会階級間

 の不平等も劇的に拡大し、また人類の大多数が非人間化されるだろう。

 そしてこのような状態を維持するために、個人の人間的開花の可能性は

 ますます抑圧的かつ専制的に否定されるだろう(別言すれば、全体主義警察国家

 による監視体制や軍事管理社会は強化されるだろうし、われわれが主に現在経験

 しつつあるような全体主義民主主義も激化するだろう。》

   第Ⅲ部 「資本にとって危険な矛盾 はじめに」 より

 

《  私は拙著『資本の〈謎〉』で次のように結論づけた。

 

資本主義はひとりでに崩壊することはない。それは打倒されなければならない。

資本蓄積はけっして停止することはない。それは止めなければならない。

資本家階級はけっしてその権力を自ら進んで放棄したりはしない。

 それは奪い取らなければならない。

 

私は今でもこの意見にこだわっている。

そして他の人々もこれと同じ意見を貫くことが必要不可欠だと思う。》

  第Ⅲ部 第17章 「人間性の疎外と反抗」より

       

 さすがに度々フランツ・ファノンを引用して

  ファノン同様「暴力を認める」と言い切った 

    腰と肝が座ったハーヴェイである  。。

 

 

 

 

  

 

 

砂漠と杜 あるいは 森のなかの図書館 。。

ウレシクもアリガタイことに

     たとえ

 引越しの只中であっても 

    図書館にリクエストしている資料

     (「資料」は図書館用語)

      準備できたと電話がくる

         現在の陋屋から

      中央図書館まで自転車で15分

        受け取った本は

ヘイドン・ホワイト『実用的な過去』上村忠男 監訳

           岩波書店

ヴォルフガング・シュトレーク『資本主義はどう終わるのか』  

  村澤真保呂・信友建志 訳 河出書房新社

『〈ポスト68年〉と私たち「現代思想と政治」の現在 』

  市田良彦・王子堅太 編訳 平凡社

ラッセル・B.グッドマン『ウィトゲンシュタインとウイリアム・ジェイムズ』 

 嘉指信雄・岡本由起子・大厩諒・乗立雄輝 訳 岩波書店

ディヴィッド・ルイス『世界の複数性について』出口康夫 監訳

           名古屋大学出版会

今村洋一『旧軍用地と戦後復興』

           中央公論美術出版

       移りつつある

        新しい棲家は 

          巨大なヒマラヤ杉並木が鬱蒼と茂り 

            欅の大樹が円環状に屹立する

           旧制高校跡地の森の公園

             正面入口まで

              10mほどの至近距離

            保存された旧制高校校舎一階にある 

             小さな 森の図書館までも       

               徒歩一分のごくごく近所

                 ウーンというかフームというか

               なんとも

            ヘヴィーな読書老人に向いた立地である / 笑。

                   乃公は

                 これから

               ここで読みたい新刊をリクエストし

             重文内に設置された図書館分館で

           良書善本を受け取ることになる

         書斎に次ぐ 第二の楽園ですな / 笑。

      

              ところで

          日本国とその民が多大な犠牲を払い

            周辺国にも莫大な被害を与えた

               あの敗戦で

                  日本人民が得た

              唯一といっていい「果実」が

                 GHQ主導で移植された

             「公共図書館制度」だと

               ぼくは 本気で思っている 。。

 

             事実

           解体されたはずの財閥も      

                   軍隊も

                旧内務省に代表された

                   中央集権的

                  国家統制官僚制度も

                     国家警察も             

                    より強大になって

                  復活している         

 

              だからこそ

           ポツダム民主主義 最後の砦といえる

              公共図書館制度

                への暴力行為

            ツタヤグループ C C C が推進する

              公共図書館の私物化

                ツタヤ図書館

             「図書館民営化」だけは阻止したい 

 

           全国の読書狂 

             愛書家 

               図書館愛好者たちよ 

         公共図書館制度を堕落・崩壊させるような

            穢れた手を出す

              蔦屋グループに対して

               不買運動を起こそう!!!   

            現在のぼくの認識では

                           カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社は

            アマゾン同様 あるいはそれ以上に

               文化的に悪質・有害である

          すでに

        美術出版社 徳間書店 主婦の友社 ネコ・パブリッシングなど

      幾つもの出版社を傘下に収め 

   さらに企業買収を進めつつある巨大グループ

    ワンマン経営者 増田宗昭

     図書館を私物化する

      (増田は楽天 ローソン 日版/日本出版販売 

         角川グループホールディングスの取締役でもある)

          TSUTAYA図書館の棚を

            中古本やダミー本を並べるなど

             犯罪にちかい怪しげな行為

               詐術的作業を平然と繰り返してきた

             TSUTAYAグループが

          傘下の出版社のそれも不良在庫と返本で

             略奪した図書館の棚を埋めるのは

               火を見るより明らかではないか 

                  詐欺強盗的新自由主義型集団

                     増田宗昭とCCCは

                       公共図書館の最大の敵だ

                       

                          。。。 

         

           

       

 

 

 

  

T.S. エリオットの詩のある空間  終の棲家へと移動 する

    いま

   サミュエル・ベケット読みながら

 三ヶ月に及ぶ

   近距離大移動の真只中

     先月28日に第一回目

       今月25日には第二回を予定

          それぞれ

       引越のサカイが活躍

         (特に貴重な本や繊細なアートピースは

             直線距離にして約2Km  

                                                    道なりで3000mほどを

                六段変速のママチャリ活用

                  L.L.ビーンの大型トートバッグと

                    グレゴリー各種バックパックを駆使して

                      手運びしている)

            かなり背の高い書架へ

              膨大といいたいほどの

                分厚いカタログレゾネ

               薄厚まじえた

          アーティストブックが並び始めている

                 陋屋の寝室にあった

         ホックニーの大きな銅版画『ミケランジェロへのオマージュ』

             昨日

           居間の瓦斯式暖炉のうえに掲げられ 

              ようやく      

          ワタクシどもの空間らしく

        閑静に活き活きとしてきた / 笑。 

 

《 In the room the women come and go

     Talking of Michelangelo. 》

   「部屋では女たちが行き来し

       ミケランジェロの話をしている。」

   エリオットの『J.アルフレッド・プルフロックのラブソング』

        から採られた言葉 。。

 

   画面内にそう記されたホックニー

        1975年製作 エッチング・アクアチントを

         手に入れたのは

                                          発表からやや遅れた

                 三〇代なかばだった

  ウォーホルの『毛沢東』や『ミック・ジャガー

    ピータースバーグから出たジム・ダインの版画ポートフォリオ

       『ドリアン・グレイの肖像』などは手放したが

           ホックニーから離れたことは

               一度もない

  

彼の名を知ったのは

   美術出版社が出していた版画雑誌『季刊版画』だった

     1968年の創刊から購読したこの趣味的小雑誌

           半世紀を経ても

         いまだ愛蔵している

       確かめると

          デヴィッド・ホックニー

       1970年『季刊版画8』「イギリスの現代版画」特集で

     キタイ アレン・ジョーンズ リチャード・ハミルトン

        と一緒に紹介されていて

        ほぼ五〇年ちかい「知己」である  

 

 

 

           

   

 

 

 

形而下から形而上へ 業務連絡  或いは その逆として

2017 → 2018

年末から年初にかけて読みつつある本

 

アレクセイ・ユルチャク『最後のソ連世代/ブレジネフからペレストロイカまで』

        半谷史郎訳 みすず書房

堀真理子『改訂を重ねる《ゴドーを待ちながら》/演出家としてのベケット

              藤原書店   

南嶌宏『最後の場所:現代美術、真に歓喜に値するもの』

              月曜社

紀平英作『ニュースクール:二〇世紀アメリカのしなやかな反骨者たち』

              岩波書店

リチャード・J・バーンスタイン『哲学のプラグマティズム的転回』 

     廣瀬覚 佐藤駿訳 岩波書店

ジャック・アタリ『2030年ジャック・アタリの未来予測』

         林昌宏訳 プレジデント社

ロジェ・グルニエ『写真の秘密』宮下史朗訳

              みすず書房

ロジェ・グルニエ『書物の宮殿』宮下史朗訳

              岩波書店

根本彰『情報リテラシーのための図書館:日本の教育制度と図書館の改革』

              みすず書房

ノーム・チョムスキー『アメリカンドリームの終わり』

    寺島隆吉・寺島美紀子訳 ディスカヴァー・トゥエンティワン

デヴィッド・ハーヴェイ『資本主義の終焉』

    大屋定晴・中村好孝・新井田智幸・色摩泰匡 訳

                        作品社

ヘイドン・ホワイト『メタヒストリー:一九世紀ヨーロパにおける歴史的想像力』

         岩﨑稔 監訳 作品社

 

堀真理子さんの「ゴドーおよびベケット論」極めて澄明な傑出した評論

 (『ベケット伝』をはじめ関連研究書をかなり読んできたからわかる)

        

   HCB/アンリ=カルティエブレッソン写真集

   『ポートレイト:内なる静寂』

      表紙が素晴らしいベケットの肖像

        仏語版や英語版は高いので

          岩波版を購入しようか 

    しばらくベケット熱に襲われそうだ 

 ジャック・アタリにしてもチョムスキーにしても

    この星の未来がとても暗いことを

      かすかな希望を持たせるため婉曲ではあれ

         正確に示唆 描き出している

 ヘイドン・ホワイトは何冊目かだが

    デヴィッド・ハーヴェイは始めて読む

 チョムスキーとともに

   ヘイドン・ホワイトとデヴィッド・ハーヴェイを継続的に読む予定

 

 ハーヴェイの本にある「負債懲役制度」という言葉に震撼する

    注釈として

 括弧内には[債務返済のための奴隷労働}とある

 人生のスタートラインですでに負わされている奨学金という名の高額借金および

   超長期返済住宅ローンは まったくそれに相当するだろう

    もう一度書いておこう  

                 「負債懲役制度」 !!! 

     ぼくがこの国の現況を

「高度な奴隷制社会」と呼ぶのは自ら奴隷になりたがる

  高学歴大衆 高学歴プア 社畜国畜 

   巧妙に人生を簒奪され

     騙されていることに自覚のない

        修士・博士ルンプロたちで

          構成された社会だからだ

 

    現代日本を象徴するルンペンプロレタリアート

      遺憾ながら

        数万人を数えるだろう

          大学の非常勤講師群だと言わざるをえない

 

 

おそらく今年最後になる

   きのう届いた本は

     今村秀太郎『宗悦本と向日庵本』古通豆本20    

     特装版 限定150部の内 第17号  

     二重箱 昭和四九年六月一五日発行

     素晴らしいミントコンディション

 

     同年五月一日発行の並装版は架蔵していたが

     それの「定価五〇〇円」を少し上回るだけの

     価格「六四〇円」で落札 。。。

         

           ところで

     昨夜ヤフオクに注目すべき「商品」が出ていた

   瀧口修造『余白に書く』著者署名入 限定四〇部新局紙版 

         野中ユリ宛 献呈本

           私見では

      もっとも署名が美しい 

         絵というか 様になっている

          人物が瀧口修造である

        そのなかでも

          これは白眉の一冊だ

 

      『余白に書く』の限定四〇部本 新局紙印刷版は

               おそらく

            稀覯本すぎて

         これまで見たことがない

    10万は超えるかもと

       思いつつ三万円台のとき

         6万弱を入札して寝た

           今朝見ると

              さすがに

            151、000円で終了

               他人事ながら素晴らしい

 

          瀧口修造の本造りに

           柳宗悦刊本の余韻 残響を聴くのは

              ぼくだけだろうか 。。。

    

    

     

 

 

 

OAXACA MEXICO : オアハカの赤いライオン

   丁寧な梱包で

二本のメスカルが届いた

「MEZCAL REAL MINERO / TOBALA」

       と

「WAHAKA MEZCAL / TEPEZTATE」

       かつて

     関心空間の雲衣。日記に

 『「MEZCAL」への旅』と題して 

     長文を書いて

        最後の方に

《 ぼくのこころは稀少野生高山種アガベによるメスカル

「トバラ」や「テペスタテ」などに占領されている          

  特に貴重なこの二種類を中心に

 一〇本あるいは二〇本ほどのコレクションをつくりたい 》

     こう書いたのは2015年10月

         それから

       二年間で

      ゆるやかにコレクトはすすみ

   トバラとタペスタテ中心に

          貴重なメスカルを

        二〇本ちかく蒐集した

     その多くは

    メキシコ民芸雑貨とタコス

    大阪TOMBOLA店主 S氏が

      オアハカで購入して

       「手運び」で持ち込み

         国内発送してくれたものだ

       本当に感謝にたえない

    

    ところで

 「オアハカの赤いライオン」とは

    サパティスタ民族解放軍/EZLN

         あるいは

                マルコス副指令官のことではなく

         ふるい玩具

   もう三五年もむかし

    渋谷にあった頃の

      奥村土牛のご子息がやっていた

         べにや民藝店で

       購入した赤い木彫のライオン

         メキシコ製ウッドカーヴィングのことである

         L 35cm   H 14.5cm  W 8.5cm

      七〇年代に作られたそれは

         もうすっかりヴィンテージの風格を持つ

      メキシコ製だということは当初から知っていたが

    この独特な木彫玩具が

      オアハカ州で産したものとは

        最近まで気がつかなかった

     数ヶ月前

   暑い盛りだっただろうか

     いまは老舗になったセレクトショップHPに

       ヴィンテージ品として驚くような高額で

           扱われていた

 

      時代ももっと若いし 

        フォルムの魅力も

          所有するものより

            ずっと劣ったそれが

         20万とかで売られていた /笑 。。

 

     あまりよく覚えていないが

       べにや民藝店で買ったときは

          3000円とか4000円だったと

             おもう

 

        その霊力ある赤いライオンが

       貴重なメスカルを呼び寄せてくれているノダ

         そう思うことにした  

 

   ジークムント・フロイト

    ギリシアやエジプトの骨董蒐集家で

      古いフィギュアを

     まるで近衛兵ででもあるかのように

        机上に並べている

          有名な写真がある

 

     あれを老生は

         メスカルとりわけ

       霊性を感じさせるトバラ タペスタテ

           のボトルで

          やるつもりだ / 笑。

 

        一緒に赤ライオンもおこうか 。。

 

 

     

 

 

 

 1949+68=2017

 「もはや 余生である。」

           生意気というより

       驕傲を超えて

      そう宣言したのは

         二〇歳になったころだった           

            それから

          約半世紀が経ち

        先月

      六十八歳になった 。。

            随分

      ながい余生をおくったことになる / 笑。

 

        幻燈でみた

    オスカー・ワイルド幸福の王子

         独特な厭世観

     深甚かつ霊的な衝撃をうけたのは

          五歳だった

  

       厭離穢土

          同時に

           幼稚園にはじまる

            椅子とり競争とも

             呼ばれる

           「ラットレース」から降り

 

      不可視の私立「脱走兵」として

        隠棲 隠遁者として

          マージナルな「余白としての人生」

            生きてきた  

         協力者とともに

  

         最近になって  

      フランコ・ベラルディも

    ディヴィッド・トゥープも

       読みながら

        1949年生まれであることに

          気づいた

      スラヴォイ・ジジェクも同じ年だ

 

    13歳でビートルズにショックを受け

       同じ年

 リンカーン・プレジデンシャル・コンチネンタルに乗った

    JFK 暗殺を国際中継によるテレビで見る

        さらに 

   1968年パリ五月革命

      文化大革命

         ヒッピー ラブ&ピース

          ライクアローリングストーン

       先進国トンガリ青年総叛乱

       ジジェクもトゥープ ベラルディも 

      騒然たる十代をすごしたはずだ

        

          やがてテロルと内ゲバ

       血生くさい70年代80年代が始る

        バーダーマインホフ・グルッペ

          赤い旅団

            連合赤軍 

              ウェザーマン etc.

               これら「極左組織」に関して

                 語ることはしないけれど 

     それでも 

       今よりはましな時代だったと

         はっきり言っておこう

                   。。。

                    

             そういえば       

     『図書館 愛書家の楽園』を書いた

       アルベルト・マングェルは 

         1948年の生まれだ